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80歳を越えた。身体が動かなくってきた。しかし思いは自由に羽ばたく。世界を駆け巡る。

タブレットの使用感

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 Xperia Tablet Z を買ってから、そろそろ一年が経ちます。
感想を書いてみます。
80歳で、視力がメガネをかけても0.5と0.6しかない老人の感想です。

私がタブレットを使うのは、次のようなときです。順序は使用頻度には関係ありません。

1) メール、FacebookGoogle+YouTube、ブログのチェック

2) Throwでタブレットにある写真をテレビで見る

3) BDレコーダーにある録画を見る

4) 放送中のテレビ番組を見る

5)  電子書籍を読む

6) 孫の写真や動画を見る

 


 まず使い勝手が良いと思った点。

茶の間でテレビを見ながら、ふとメールをチェックしたくなった時に、自室に行ってデスクトップPCの電源を入れるという面倒臭い作業が必要なくなりました。手元に置いてあるタブレットを手にとって見ることが多くなりました。私はノートPCは持っていません。BDレコーダーで録画した映画や番組を手元のタブレットで見るのはとても便利です。

 タブレット内の写真をThrowでテレビに写して楽しむことはよくします。テレビの大画面で見るほうがはるかに快適です。


 電子書籍を読むことが購入の動機でした。
が、今は頭痛がひどく、しかも視力が落ちて、昨年は読めた電子書籍も、今はほとんど読むことはできなくなりました。紙の書籍も同じ。来月予定の白内障の両眼手術に大いに期待しています。


 次は期待はずれだったこと。

私は画面からの文字入力(ソフトウエア・キーボード)が苦手で、文章を書く時に使いません。昨日、孫と帰ってきた娘と文字入力の話をしました。すると、娘はソフトキーボードは使わず、音声入力を使うといいます。やはり若くても、タブレットの文字入力を面倒に感じていることがわかりました。私も音声入力を積極的に使ってみようと思いましたが、人前で使うのは恥ずかしいですね。


 文字入力については、元マイクロソフト社長の成毛真氏は、パソコンに期待するのは文章作成の道具としての役割であり、「長文を打つにはパソコンが一番便利」と言っています。我が意を得たりです。


 タブレット本体で音楽を聴くことはしません。音が悪いからです。
私はそのためにカナルタイプの少し高価なイアフォンを買いました。
しかし、これもあまり快適ではありません。若い時はウオークマンで楽しんでいたのに、じいさんになって耳まで劣化してしまったようです。


 私はまだアプリそれぞれの機能を良く理解できていません。
そして、クラウドをもっと簡単に利用できないものでしょうか。使用方法については、私の理解が足りないのですけれど。

いつも手元で見たいファイルは、タブレットに移して置かなければならないのかなー。


 CPUがPC用のものに比べて遅いと思います。
タスクによっては一呼吸置かなければならない時があります。

使ってわかったことでですが、タブレットはシングルタスク専用機で、マルチタスクはできません。また、タブレットを持てば、PCが要らなくなるかもしれないという誤解をしていました。

 タブレットの評価はまだ定まっていません。
でも、教育の現場やプレゼンが必要な企業の営業部門などでは、すでに普及しているようです。

 世界中で多くの人が使うようになって、今やPCの売上を脅かすほどになってきたといいます。
この点について、再びMSの元社長である成毛真氏の言葉を引用させていただきます。

 

タブレットスマホがパソコンの需要を喰っているという指摘については賛同できません。両者は見た目はもちろん、使う目的も使う場所も全然違う。そもそもパソコンの市場はもはや飽和しており、買い替え需要しかない。そうなれば、出荷台数が前年を割り込むのは当然です。一方、iPadに代表されるタブレットは、パソコンをすでに持っている人も買っている。つまり、買い増し需要です。となると、現時点では国民のほとんどが販売対象となる。パソコンより売れているように見えるのは当たり前でしょう。」

 

 私が目指しているタブレットの使い方は、次に語られています。
NECパーソナルコンピュータ取締役執行役員常務であり、レノボ・ジャパン執行役員専務/NECレノボ・ジャパングループ コンシューマー事業統括の留目真伸(とどめ・まさのぶ)氏の話しから引用させていただきます。

 

スマートフォンタブレット、それからパソコンというコンピューターデバイスを連携させてつなげて使うというスタイルが本来あるべき姿ではないでしょうか。しかし、日本ではスマートフォンタブレット共に、いち早く勢いを失っています。本来ならもっと普及してよいはずなのです。まだまだ、マルチデバイスを使いこなすというライフスタイルは定着していないし、普及もしていないのではないでしょうか。メーカーとしては、パソコン単体の進化というより、マルチデバイス環境をいかに簡単に楽しんでいただくかが鍵になると思います。」


 私は外で使う機会がないから、もっぱらお茶の間専用です。 
画面の美しさは満足です。私の写真と動画のほとんどは孫のものです。写真を見るときはおもむろに机に向かってPCで見ることは無くなり、手に持ったタブレットで見る機会の方が多くなりました。画像はプリントした写真などよりずっときれいだと思います。

 画面いっぱいに大きく写った孫の顔を見ると、間近で話しているような気持ちになれるじゃありませんか。

可愛いいですよ!