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80歳を越えた。身体が動かなくってきた。しかし思いは自由に羽ばたく。世界を駆け巡る。

あなたはクラウドがお好き?

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 前回、ニューヨークタイムズのDavid Pogue(デイビッド・ポウグ)記者の記事を紹介しました。
 A Laptop, Its Head in the Cloud ラップトップ、その頭脳はクラウドにある

私のPCの日常の使い方は、ポウグ記者の心配をよそに、ほとんどすべてのファイルはクラウドにしまっています。

推測するにポウグ記者は、私のように、ハードディスクが壊れたという経験がないらしい。幸せなひとです。


 ハードディスクが壊れるという経験は、思い出すと悔しくて涙が出そうになります。
何年か前に、仕事でやり取りしていたメールをはじめ、完成した翻訳とその他の文書、それにその業界について調べたデータなどを含む数百のファイルを、いっぺんに失ってしまったことがありました。

 ハードディスクは怖い。安心できない。
(最近は主流になりつつあるSSD-Solid State Driveも寿命があるそうだが)この時から、ファイルをすべてDVD/CDにバックアップすることにしました。

そして時が過ぎ、時代はクラウドになりつつあります。

最初に使ったのはGoogle Docsです。

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これはWord Processor, Spread Sheet,その他ほとんどの日常生活で間に合う使い勝手の良いソフトウエアです。

これをstorage(文書貯蔵庫)としても使います。メールソフト(gmail)は、何と6GBがフリーで使えます。
Googleは、この容量はフツーの人が一生使っても、まだ余る量だといってます。

Docsのフリーで使える容量は知りません。

しばらくは、このDocsを常用していましたが、困ったことにMicrosoft Officeで作ったドキュメントやスプレッドシートは、フォーマットが崩れてしまって、ダウンロードすると元通りに見えないのです。

PDFは、元のフォーマットで見ることができます。

おりからGoogleクラウドの隆盛ぶりを、指をくわえてみていたMicrosoftが乗り出したようです。

それがSkyDriveです。

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なんとフリーのスペースは25GB。これがタダで使えるというのですから、使わない手はありません。
早速、利用し始めました。これが、とても使いやすく、Officeで作ったドキュメント、スプレッドシートなどは、もとのまま忠実に保存し、ダウンロードしても元のままのフォーマットで忠実に再現してくれます。


 その後、Officeのクラウド・バージョンも使えるようになり、愛用しています。

それ以外にも、ポウグ記者が信頼していないクラウドのアプリケーション、EvernoteDropboxも使っています。

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ウエブ上の新聞記事をクリップするときに、面倒くさいと感じた人は多いと思います。

目的の記事とWordの間で、コピー・ペーストを繰り返す作業です。

私はEvernoteを主にクリッピングのために使っています。

ウエブサイトで目的の記事を見つけた時などに。

右クリックすると、そのままEvernoteにしまってくれるのは、とても便利です。

たまったファイルの中から、必要なファイルを見つけるのも簡単です。

そして、Dropbox。これは文字通り、超簡単ファイル貯蔵庫です。

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しまっておきたいファイルを、ドラッグ・アンド・ドロップするだけでOK。

このソフトの良いところは、自分のPCにも貯蔵できるとともに、クラウドにある同じフィルが常に同期している点です。これもすごいことです。

私はポウグ記者の日頃の記事に敬意を払っていますが、私はこれらのクラウドのソフトを無視できません。

一度使ったらやめられない。本当だから試してごらんなさい。

ポウグ記者が読者に問うた質問を、反対の立場からしてみましょう。

 あなたは自分のPCのハードディスクと、GoogleMicrosoftクラウドを比べて、自分のPCに載っているハードディスクのほうが安全で、安心だと思いますか?

私はクラウドに、もろ手を挙げます。