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80歳を越えた。身体が動かなくってきた。しかし思いは自由に羽ばたく。世界を駆け巡る。

久しぶりにウインテルPCを組み立てた

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 昨年10月、Windows 8 導入以来悩まされ続けてきた「ブラックアウト」現象を直すことができず、とうとう年を越してしまった。

 iTunesを聴きながら複数の作業をする私の癖が、原因ではないかと疑ってもみた。
が、私のマルチタスクはせいぜいWord/ExcelそれにWebくらいで、
それができないほど貧相なPCではないからこれは原因ではない。
思い切って新しいPCを組み立てることを決断した。

 それまでには悩みぬいた。まず使用中のPCのトラブルシューティングを徹底的にやっていないじゃないか。それにお金がかかる。

 これから書く文章は、自作派の人が読むと、何をいまさら言っているんだ、そんなこと当たり前じゃないかといわれることを覚悟しているが、79歳のじーさんがやっていることなので、ご容赦願いたい。

 何とか財政的な問題をクリアして、部品調達に入る。

 数百、数千とある部品の中から選び出す作業は時間もかかる。
これがおそらく私にとって最後の自作の機会になるかもしれないと考えると、これから数年はしっかり動いてくれないと困る。

 今まで使っていたPCは、居間に置いてあるXPマシンの後継機としてWindows 7マシンに作り替える。

 部品の注文先はアキバの「ツクモ」にした。
最初はアマゾンで見積もりをしたが、欲しい部品の一つが売り切れていて在庫が無かった。

インターネットショッピングは、リアルのお店のように店員の顔を見ながら買うわけではないので、なによりも信頼がおける店であることが一番大切だ。
果たしてツクモは期待に応えてくれるか。

選んだ部品は下記の通り。

CPU: Core i5-3570K   
マザーボードASUS P8Z77-V   
メモリ:TED306G1600C11D 16GB
電源: SF-550P14PE-P 550W 
ケース:Antec P280-MW
HDD: WesternDigital WD20EZRX 2TB

期せずして「ウインテルWintel」PCになった。

マイクロソフトWindowsと、インテルのCPUにチップセットを組み合わせたPCの呼び名だ。
この両社製品は一世を風靡した。何でもかんでもウインテルだった。
私にとっては久しぶりのウインテル回帰だ。

前回ウィンテルPCを組んだのは、2004年。CPUはPentium 4
マザーボードASUS P3P800-E チップセットIntel 865PE, ICH5R, Socket478。

こう書きだすと、今はお目にかかれない部品ばかりで懐かしい。
そして月日の経過とともに、進化の速さにあらためて感慨を覚える。

上記部品に加え、BluRay ディスクドライブと起動ディスク用のSSD120GBを、それまで使っていたPCから移設する。モニターもそのまま。

部品選択の基準は、奇をてらわずに信頼性第一で、定番商品であること。
したがって集めたものを見れば、ごく普通の標準的なものになっている。
私はオーバークロックはしないし、RAIDも組まない。
ゲームもやらないから、これでもオーバースペックといわれるかもしれない。
でも、長い間使い続けようと思ったら、部品の性能にゆとりがあるほうが良い。

私がAMDのCPUとチップセットで組み立てた前回から5-6年たっているが、届いた部品を見てその進化に驚いた。
ケースもマザーボードも、とても使い勝手がよくなっていた。
性能は数倍上がり、値段は同じか数十パーセント安い。
特にハードディスクは驚くほど安くなった。
今回買ったWestern Digitalの2TBは、なんと7千円台だ。
前のPCに載せていた1TBのHDDは、15,000円以上もした。
CPUにはムーアの法則というのがあったが、それほどでなくても、
年金生活者でも手が出る値段だ。メモリも安い。16GBで6,880円だ。

以前のブログにも書いたが、今まで使っていたケースは国産のアルミ製で、とても愛着があったが、今回選んだ製品を使っているユーザーの感想文を見て、これにしようと思った。
鉄製だが、とても使い勝手がよくできている。配線をマザーボード裏に隠せる。
内部の空気の流れが良い。そして静かだ。
HDDやSSDはトレイに取り付けた後ケースに差し込むだけ。

起動後、音は聞こえない。HDDも静かになって、例のカリカリ音が聞こえない。無音だ。
一枚のプラッターが1TBだから、磁気ヘッドも大きく動き回らなくて済むのだろう。
組み立ててから、まずBIOS設定をする。これが、新機能のUEFIである。
マウスで操作できるし、しかも設定画面には日本語もある。
マウスでBIOSの操作ができるなんて、隔世の感がある。
ただ、日本語画面では、こなれていない日本語があって、
見慣れた英語画面のほうが使いやすい。

うまく動いてくれよ、部品交換や配線のし直しなんて面倒だからねと、念を押しながら作業をした。
問題はSSDに入れてあるOS(Windows 8)が、無事立ち上がってくれるかだ。
以前はマザーボードを交換すれば、ハードディスクに入れてあるOSからは起動せず、必ず再インストールする必要があった。

古い知識が邪魔をする。一縷の望みはSSDインテル製だし、
マザーボードチップセットインテルのZ77だし、OSのプログラマーも、その辺のことは充分考えているだろう。頼むから動いてくれと願うだけだった。

初めて電源を入れるときは緊張する。そして無事起動した。

 

完成したPCのパーフォーマンス・スコアは、
プロセサ:7.8  メモリ(RAM):7.8
グラフィックス:5.1  ゲーム用グラフィックス:6.5  
プライマリハードディスク:8.1

今回の目的である「ブラックアウト」が解消されますように。