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80歳を越えた。身体が動かなくってきた。しかし思いは自由に羽ばたく。世界を駆け巡る。

へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。

へいわって すてきだね。

へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。ねこがわらう。
おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいている。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが,ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、うみには、かめやかじきがおよいでいる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。
せんそうはおそろしい。「ドドーン、ドカーン」 ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。かぞくがしんでしまってなくひとたち。
ああ、ぼくは,へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。
へいわなかぞく。へいわながっこう。
へいわなよなぐにじま、へいわなおきなわ、へいわなせかい  
へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように 
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。


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23日の沖縄「慰霊の日」の追悼式で、
与那国町立久部良小1年の安里有生君(6)は、
日常生活で感じる自分なりの平和を表現した詩
「へいわってすてきだね」を朗読した。
 4月に小学校に入学し、ひらがなの学習を終えたばかり。
道徳の時間に読んだ沖縄戦の本で、
自分と同年代の子どもが家族を失い、
爆弾から逃げ回る情景に戸惑った。

*上記の項、時事通信社の報道から引用

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6月23日、私はテレビのニュースで「沖縄慰霊の日」の式典を見た。
毎年この日に、私は沖縄戦で戦死した大好きだった叔父二人の冥福を祈る。

総理大臣や沖縄県知事など主催者、来賓の言葉に飽きがきたころ、
画面に釘付けになった。
私の孫達と同世代のかわいい男の子が出てきて、
冒頭の詩を一生懸命読み上げた。
溢れてくるような感動と、孫に重なるその可愛さとがないまぜになって、
なぜかこみ上げてくるものがあった。

安里有生君とこの詩を、生きてきる限り忘れないように書き留めておき、
折りにふれ読みなおそうと思った。

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